休息。やっとゆっくり子供の表情を見れた。
家を飛び出した日の夜、仕事からパパが真っ直ぐ私の実家に来た。
「何があった??」と心配そうに聞くパパ。
さすがに、下着のことは言えなかった…
「何も無いよ。急に限界が来ただけ。私はしばらく戻る気は無いから、パパは気にせず帰って。」
と言うと
「ママが限界くるまで追い込んだのは、もちろん俺のせいもあるけど、あの家だ。だから俺も戻らない。
それに寂しいし……」
と、まさかの家族全員での里帰りが決まった。
あの時、気まずいだろうに実家に一緒に避難してくれたパパ、
大変だろうに、嫌な顔一つせず暖かく迎えてくれた両親。
短期間に心に負荷がかかりすぎて、何か一つでも欠けていたら、病んでいたなぁと今でも思う。
その日は、母と家事をし、子供たちは父とパパに遊んでもらい、久々にゆっくりした時間を過ごした。
子供の心からの笑顔を見て、
義実家では、私の顔を心配そうに見上げることがよくあったのを思い出した。
本当は、私の方が子供たちの表情を見ていなきゃいけなかったのに。
こんなに小さな子供たちに、どんだけ心配かけてきたんだろう。
ごめんね……
それから、子供を寝かしつけている間、晩酌中のパパに、母が
「色々あるだろうけど、まず、あんたら夫婦、子供のその家族を何より一番に考えてあげてください。」
と伝えたそうで。
パパはそこである意味踏ん切りがついたらしい。
義家族とお互いの改善策、譲歩案を話し合って、一つでもNOと言われたら、同居を解消しようと。