助けを求めたつもりが更に傷つく、という。
「このことは、もう私だけじゃ処理できない。お義父さんにも相談させてもらうから。」
とだけパパに伝え、私は部屋を出た。
とにかく、一人になりたかった。
一人になってもずっと、手の震えは止まらなかった。
パパは、本当に子供たちの面倒もみてくれるし、
私以上に子供の目線に立ってくれて、子供たちもパパのことが大好きだった。
だからこそ
泣いたり、取り乱したりはできなかった。
子供には、無駄な心労を与えたくない。
いつもどおりに、夕食の支度をしていると、義父が帰ってきた。
とりあえず、借金のレシート類を渡し、
「まだありました。」と伝えた。
義父は、驚いた表情のあと、深いため息をついた。
その後、夕食も終わり、子供を寝かせてから、三人で話し合い。
ことの顛末をざっとパパ本人が説明し、土下座した。
義父は、
「父親になったのに本当に情けない。
今度もしスロットしたり借金したりすればもう二度とこの家の敷居をまたがせない。
もっと責任をもて!」
とかなり強い口調で言ってくれた…が、
そこからがまさかの一言。
「ただ、結婚してタバコやめさせられたり、お小遣い制だの、押さえつけられすぎで苦しいだろうなとは思う。
どうだ?もう少し、ゆるめてやれば?」
と、私に提案してきた。
タバコ辞めてなんて一言もいってません!
お小遣いだって、パパから言い出したこと!
てかゆるまりすぎてこんだけ借金してんのに、これ以上ゆるめてどうする???
何で矛先こっちになってきてんの。
パパは飲み代無しで月三万、私は化粧品代込みで月三千円だわ。
風呂上がり忙しすぎて顔にワセリンしかぬってねーーわ!!
もう、あきれて言葉がでない。
とゆうか、この人には何を言ったところで無意味だな、と察した。